JADCレポート

シリーズ

【RMFシリーズ③】NATO-RMF(CISセキュリティ・リスクマネジメントおよびセキュリティ認可プロセス)の経緯と現状、今後のリスク管理枠組みの行方(前編)(2026/7/24公開)

1. はじめに

本記事は、一般財団法人防衛技術協会が刊行する「防衛技術ジャーナル」2026年7月号に掲載された寄稿記事を、発行者の許可を得て抜粋、紹介するものです。

 北大西洋条約機構 NATO(North Atlantic Treaty Organization)には、「CIS※1 セキュリティ・リスクマネジメントおよびセキュリティ認可プロセス」と呼ばれる仕組みがあり、これは DoD8510.01 (リスク管理枠組み)と同じ役割を果たしています(本稿では、以降これをNATO-RMF と呼びます)。

 本稿では、公開資料を基に、NATOのサイバーセキュリティに関する歴史と現状を整理し、NATO-RMF との現状を明らかにするとともに、米国の CSRMC(後述)の今後の方向性について述べます。更に、わが国の防衛省の状況に触れたうえで、最近の関連トピックとしてGCAP※2 について、サイバーセキュリティリスク管理の側面から考察し、今後の業務に資することを目的としています。

(以下、目次のみ)

2. NATOについて

3. サイバーセキュリティを巡るNATOの歴史

4. NATO-RMFの概要、進化過程と課題

細部については、「防衛技術ジャーナル」2026年7月号紹介ページをご覧ください。

  • NATO Standard AJP-6, ALLIED JOINT DOCTRINE FOR COMMUNICATION AND INFORMATION SYSTEMS, Edition A Version, Feb. 2017, https://www.coemed.org/files/stanags/01_AJP/AJP-6_EDA_V1_E_2525.pdf (Accessed on March 30, 2026) 通信システムとは「情報の伝達(転送)を達成するために組織された機器、方法、手順および必要に応じた人員の集合体」、情報システムとは「情報の処理機能を達成するために組織された機器、方法、手順及び必要に応じた人員の集合体」を指す。CIS は、これら通信システムおよび情報システムを合わせた総称。日本国内では、防衛省の情報システム(ハードウェア、インフラ)に、それを運用する要員を含めたものを「システム」と定義している。
  • Global Combat Air Program の略。日、英、伊による第6世代戦闘機共同開発プログラム。

菅野 隆、澤田 栄浩 (株式会社Japan Aerospace & Defense Consulting)

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